2009.10.01
Vol.21 〈
あぶらむの宿
〉
9 月 26 日 ( 土 ) 〜 27( 日 ) と 【南木曽人間塾 in 高山】『あぶらむの宿』 と題しまして飛騨高山国府町宇津江と云うところにあります民宿『あぶらむの宿』に行って参りました。
大親友でもあり立派な兄貴、柴原 薫氏(南木曽木材産業・社長)に誘われるまま・・・
まず、この『あぶらむの宿』のピーアールから・・・ご主人の大郷 博氏は立教大学の教授を19年前、40歳で退官し、友人達の応援で高山市にこの宿を建て、生き甲斐のある人生を歩まれている方で写真家、星野道夫氏の弔辞を読まれる程、人脈の広い方です。
「人生の良き旅人づくり」 を目的とした実践教育活動を続けおられます。
物の豊かさの中にあって、荒れ放題で弱り切った人々の心。経済的安定を求めるあまり、予測不能な出来事としての人生に果敢に立ち向かう力が衰え、臆病になってしまった日本。
その中で、ささやかな人生の負荷に深く挫折し、精神のバランスを崩す若者も沢山います。
この様な人間の心の疲弊が私達の旅の舞台でもある地球環境までも疲弊させてしまいました。この様な状況の中で 「他者と共に生きる知恵」 を身につけると共に、不確かな出来事としての人生の中で転ぶことを恐れず 「転んだら起きる」 力を養い、そして 「自分で自分の魂を世話していく」 その様な人生旅路を旅して行く旅人づくりを使命と位置づけ・・・実践教育活動されておられます。
宿のすぐ近くには、21世紀に残したい全国自然100選にも選ばれている 宇津江四十八滝 と云う神秘な滝群があります。素晴らしい渓谷美と マイナスイオンびたびた状態 ・・・
宿の食事(特に野菜)が美味しいのも、このマイナスイオンのお陰では?
いやっ!きっとそうに違いない!!
《マイナスイオンびたびた滝》
【南木曽人間塾 in 高山】 の本題に入りましょう・・・
お二人の講演者による、勉強会です。
お一方は 田岡由岐 氏
山口組三代目、田岡一雄氏の長女と云う特殊な家庭環境、又、それに基づく余人では到底味わえない様な実体験。そんな溢れんばかりのエピソードを語る類い希な飽きさせない話術。
人を魅了して止まないとても素敵な笑顔とハスキーボイス。軽妙でテンポの良い関西弁で流れる様にトークを繰り広げる彼女の前にいると、ついつい時の経つのを忘れてしまいます。
カウンセリングのエキスパートとしてラジオの人生相談のパーソナリティとして、多彩な顔を持つ素敵な女性です。
「父はどんな人も好きになってしまうのが得意技でした!」
「親の分が出来て親分。子分(人)の世話が出来て侠客!!」
「人を好きになる努力する。答えはあなたの内(なか)にある!!!」
と、教えて頂きました。。。
お二人目は 石川洋 先生
キリスト教の家庭に育ち、戦時下の青年期に戦争と人間の生死について苦悩。
戦後、牧師を志すが昭和22年4月、一燈園創始者・西田天香師に出逢い、師事。
托鉢者として今日に至る方です。東南アジア難民救済、スラム支援、在韓被爆者、忘れられた日本人妻などの支援活動を精力的に展開。2000年10月韓国から国民褒賞、カンボジアから国家建設功労第一等勲章を受賞。現在も、教育・福祉・生き方など、各方面での講師として東奔西走されている先生です。
「自分の言葉で、自分の辞書をつくる事!」
「信じたら道は開ける、体験しか判断出来ない!!」
「ありがとう。と云えばすべて運命が変わる。困難を解決する。
ありがとう。と云えば有難いが見えてくる。必ず、有難い証が有る!!!」
と、教えて頂きました。。。
両先生方、ご主人(あぶらむの宿)は勿論の事、受講生も素敵な方々ばかりで・・・
本当に素晴らしい勉強会で 心の栄養満タン です!
《前列左端:大郷ご主人、左から 2 人目:柴原兄貴、 3 人目:田岡由岐氏、ど真ん中:おもマルな筆者》
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