2014.04.01
Vol.74 〈新年度に想う〉

今年度も無事に無事故・無災害で終える事ができました・・・。

これもひとえに、協力（強力）業者様のお陰です。
この業界、特に業者の裾野が広いものです。
もの作りに携わる業種はすべてそうやと思いますが。。。
この仕組みの中で長らく支え合ってきた同士。。。
発注者・技術者・職人と三位一体になって一つのプロジェクトに立ち向かう・・・
ここに、この業界の醍醐味があります。
小生はもの心ついた時からこの業界に影響を受けていましたので・・・
約半世紀近く土木の仕事にひたひた浸っています。
自分自身としましては、一生を懸けるに値する、仕（志）事でもあります。

当たり前ではありますが・・・今さら大きく業態変更する事もしませんし、自分の信じた道を突き進むだけです。

９．１１しかり３．１１しかり・・・
近いところでは台風１８号すかり・・・。必ずや、土建屋の力！まさしく底力が必要不可欠になってくるのです。
ただ、最近の技術者・職人の若者離れが顕著です。ただ単に続かない・・・
と、云うのではなく・・・この業界を目指して来ない・・・我々、先に行く者がもっとド真剣に危機感を持って、事に当たり・・・この業界を盛り上げて、魅力あるものにして行かなければならない時が来ている様です。
弊社は縁あって、中学生の職場体験を受け入れたりもしていますが・・・
その折りに、１４～１５歳の多感な子供達を前に熱く熱く・・・語るのです。
土建屋は｢地球のお医者さんなんやでぇ～～｣と・・・
どれだけ、心に炎をす事ができたかわかりませんが、少なくともそのタイミングで何かを感じ取り、氣づき…この業界に進んでくれた子もいます。
嬉しい限りです。
合う合わん・・・向き不向きもありますから、押しつけはいけませんが・・・
誰かがして行かなければならない仕事には変わりありません・・・。
小さい工事から大きな工事…俗に言うビッグプロジェクトまで…
技術者がいるんです。先の東北大震災の復興速度が取りざたされたり・・・
福島原発の現場の模様がテレビで流れたりと・・・様々な復興に汗を流し・・・
又、来る東京オリンピックに象徴される様に都心は益々、公共・民間共に工事が増えてくるのは明々白々。。。
この私が思うくらいですから、当然お上（国土交通省あたり）は何か方策を考えてくれているのでしょうが・・・
私が思うに、労務単価をもっともっと上げるべき、｢お金かよ…｣と訝しがる向きの方もおられるに違いありません。しかし、過酷な労働条件下で命を張って仕事している者に対して、もう少し手厚くしてあげてはどうか・・・と真剣に思います。
３K【きつい】【きたない】【きけん】に【かっこわるい】【くさい】まで付いてくる始末。
その劣悪環境の代償として、今ひとつ賃金アップを望みたいですﾈ・・・
業界全体としての底上げが必要です。
「金だけではありません・・・」そんな事は重々分かって、申し上げているのです。
下世話な話ですが・・・人生金ではありませんが、金も必要なのです。
対価に見合った額で仕事をさせてあげてほしい・・・
あと、若者には・・・良き先輩・上司！！これが必要不可欠かも知れませんﾈ…

私自身もまだまだですが、共に学んで参りたいと考えております。

来たれ若者！！この土建業界・・・建設業界へ・・・

『悩むよりワンアクション』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　感謝合掌。